外壁の落雪被害は火災保険適用?

 

北海道など降雪量の多い地域では、

冬場に屋根などから落雪で自宅の外壁に傷が付いてしまうといったことがあります。

 

 

では落雪で外壁に傷が付いた場合、

加入している火災保険を申請して補償してもらうことはできるのでしょうか?

 

 

落雪による外壁の損傷は火災保険で補償してもらえる

落雪によって傷が付くなど自宅の外壁が損傷した場合には、

基本的に加入している火災保険で補償してもらえます。

 

 

一般的に火災保険に加入する際には、

「建物」を補償対象としていることが圧倒的に多いです。

 

 

火災保険における「建物」は、本体はもちろん

  •  門
  •  塀
  •  車庫
  •  物置
  •  屋根などに設置しているアンテナ

なども含みます。

 

 

外壁は建物本体に付随するものですから、

落雪によって損傷した場合には火災保険で補償してもらうことができるのです。

 

 

火災保険のタイプによっては外壁の損傷が補償されないことも

 

ただし火災保険には3つのタイプがあり、

加入しているタイプによっては外壁が火災保険の対象外となっていることもあります。

 

 

一般的な火災保険として加入するタイプは、

「建物のみ」もしくは「建物+家財」のいずれかのプランです。

 

 

このいずれかのプランであれば、建物が補償対象となっているので

落雪による外壁の損傷で火災保険申請ができます。

 

 

しかし火災保険にはもう1つ「家財のみ」というプランがあり、

これに加入していると外壁の損傷は火災保険の補償対象外となってしまいます。

 

 

火災保険のおける家財は

  •  家具
  •  電化製品
  •  衣類
  •  貴金属
  •  貨幣

など、いわゆる「家の中に置いてあるもの」となります。

 

 

ですから、雪によって屋根が落ちるなどして家の中の家具や電化製品が

損傷した場合などであれば、家財のみの火災保険が適用されます。

 

 

このようにタイプによっては、

火災保険でも外壁が補償対象から外れているケースがあります。

 

 

なので火災保険を申請する前に、

どのタイプに加入しているかをしっかり確認しておく必要があるのです。

 

 

火災保険は火事以外にも適用される

 

火災保険の適用範囲は広くなっており、

落雪など火事以外の事故でも補償してもらうことができます。

 

 

例えば火事でも、失火やもらい火だけでなく、

落雷による発火やガス漏れによる破裂・爆発も火災保険の適用範囲です。

 

 

さらに火事以外だと、台風や突風など強い風によって

屋根や外壁が損傷したといった場合も火災保険が使えます。

 

 

それから強い風で飛ばされた物が建物に当たった損傷も補償対象です。

 

 

また直径5mm以上の氷の粒である「雹」が降ってくることで、

窓ガラスや太陽光発電のパネルが割れた場合も火災保険が適用されます。

 

 

雪による被害いわゆる「雪害」も火災保険の適用範囲内で、

落雪による外壁の損傷はもちろん、雪崩による建物の倒壊も補償してもらえます。

 

 

台風や集中豪雨によって発生した洪水などに巻き込まれた建物が損傷した場合も、

火災保険が使えます。

 

 

水道管の破裂などによる水漏れ、さらに近隣で発生した火事を消化するための

放水で建物が受けた損傷も補償対象です。

 

 

第三者に建物を壊された場合も火災保険で見てもらえる

 

台風や雹、大雪などの自然災害による損傷だけでなく、

第三者に建物を壊された場合も火災保険が適用されます。

 

 

例えば近所で発生した暴動や暴力的なデモに巻き込まれて自宅建物が壊されると、

火災保険で補償してもらえるのです。

 

 

それから泥棒が侵入するのに壊した窓やドアも火災保険の対象ですし、

家財が対象になっていれば盗まれた家財も火災保険で補償してもらうことができます。

 

 

このように建物が被る可能性のある被害は、大体火災保険の補償対象となっています。

 

 

なので自宅建物に何かしら損傷が発生した場合は、

保険会社や代理店に火災保険が使えるか相談してみましょう。

 

 

地震が原因の火事は火災保険の対象外

 

火事で自宅建物が損傷しても、

その火事の原因によっては火災保険が使えないこともあるので注意が必要です。

 

 

過去に何度も問題になり、

現在でも最も注意しておかないといけないのが「地震が原因で発生する火事」です。

 

 

火事でも地震が原因で発生した火事で自宅建物が損傷した場合には、

火災保険で補償してもらうことができません。

 

 

日本は地震大国で、近い将来大規模地震が発生する可能性も指摘されていますから、

地震による火事では火災保険が使えないことは覚えておかないといけないですね。

 

 

地震以外にも火山の噴火によって発生した火事も対象外ですし、

火事ではありませんが、津波による被害も火災保険では補償されません。

 

 

地震・噴火が原因で発生する火事や津波による被害は、

火災保険ではなく「地震保険」でカバーできます。

 

 

なのでこれから建物の保険加入を検討する際は、

火災保険とセットで地震保険への加入も検討してみてください。

 

 

まとめ

 

落雪による外壁の損傷に火災保険は適用されます。

 

 

しかし火災保険申請は手続きがなかなか面倒で、

被害の状況によっては申請を受け付けてもらえない可能性もあります。

 

 

ですから火災保険を使う際には、

申請手続きをサポートしてくれる「火災保険申請サポート」を利用しましょう。

 

 

特に落雪など雪害の場合は、「北海道住宅サポート」のように雪害の知見がある

事業者へ是非お任せください。

https://hokkaido-kasaihoken.com/

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